音楽史トライアル(古典派)

ピアノつき室内楽曲

古典派の時代、ピアノ、ヴァイオリン、チェロの編成によるピアノ三重奏曲がさかんに作曲されるようになった。

当初はピアノと弦楽器の声部が重ねられていることが多かったが、しだいに各声部が独立していくことになる。

が作曲した《ピアノ三重奏曲第7番「大公」》は彼のパトロンでもあったルドルフ大公に献呈された。

ロマン派時代には、ピアノつき室内楽の可能性はさらに高まり、様々な編成で作曲された。

シューベルトのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスとピアノのための《ピアノ五重奏曲イ長調 D.667》では、第4楽章が、彼の歌曲の旋律に基づいた変奏曲になっている。

ドヴォルザークの《ピアノ三重奏曲第4番ホ短調》には、というタイトルがつけられており、6つの楽章から構成されている。