ロシア国民楽派の祖とされるミハイル・グリンカ(1804~1857)は、ロシア民謡の特徴をとりいれたオペラなどを作曲した。なかでも有名なのは、ロシアの伝説的英雄を主人公にした Select... 《イヴァン・スサーニン》 《ステンカ・ラージン》 《グリゴリー・ラスプーチン》 《エメリヤン・プガチョフ》 と、プーシキンの詩に基づく Select... 《エフゲニー・オネーギン》 《ルスランとリュドミラ》 《青銅の騎士》 《コーサカスの捕虜》 である。
グリンカの音楽は、続く世代の作曲家たちに大きな影響を与えた。グリンカは、5人組の Select... ムソルグスキー ボロディン バラキレフ リムスキー=コルサコフ を高く評価していた。