音楽史トライアル(近代)

クルシェネク

ウィーン生まれのエルンスト・クルシェネク(1900~91)は、フランツ・シュレーカーに学んだ。ジャズの影響を受けた1927年初演のオペラは大成功をおさめた。

彼は作風をころころ変えることでも知られており、《コンチェルト・グロッソ第2番》(1924)では、ヒンデミットのの考え方に影響を受けていたかと思うと、歌曲集《オーストリア・アルプスの旅日記》(1929)で後期ロマン派的な作風に転じた。さらに、オペラ《カール5世》(1933)以降は、の時代に入った。