音楽史トライアル(中世)

13世紀のフランスとイギリスの音楽

13世紀のフランスの多声声楽曲にがある。これはラテン語の歌詞を持ち、旋律はすべて新しく作られる。通常2声部からなり、いずれの声部も同じリズムで動く。一方、同時代のイギリスにもと呼ばれる同様の様式の音楽がある。両者の違いは同時代のフランスでは4度、5度、オクターヴが使われているのに対し、イギリスでは3度や6度の明るい響きが好まれたことだ。また、イギリスのカノンは2つの主題が各声部に同時に摸倣される、音楽史上最初期の無限二重カノンとして知られている。