音楽史トライアル(近代)

ラヴェル その1

ラヴェルは年にスペイン国境に近いシブールに生まれ、1937年に没したフランスの作曲家。

一般にドビュッシーと共にフランス印象主義の音楽家とされるが、両者の作風はかなり異なる。

古典的な形式への好みを示すピアノ曲《ソナチネ》、水のきらめきを音で表現した《水の戯れ》、管弦楽曲では同一のリズムと2つの旋律が何度も繰り返され、楽器を増やして最後は圧倒的なクライマックスを迎えるバレエ音楽、もともとのピアノ曲に華麗なオーケストレーションを施した《展覧会の絵》が有名だ。