音楽史トライアル(古代ギリシャ・ローマ)

音楽理論 古代ギリシャ

古代ギリシャでは、ピュタゴラス音律のように、音どうしの関係を数比であらわす考え方が芽生えたが、そのような考え方を拒否する理論家もいた。その代表的な人物が、前4世紀前半に活躍したである。

彼は、「ディアトニック(全音階的)」、「クロマティック(半音階的)」、「エンハルモニック(エンハーモニック)」のような、テトラコルド(下降する4音音列)の内部の多様な分割、すなわちを初めて理論化したとされる。このとき彼は、を等分割して、それを音程について述べる際の単位として用いた。