音楽史トライアル(中世)

記譜法の発展1

中世における最初期の記譜法は、旋律の上下を示す(\)や(/)、あるいは上下な動きを示す/\などがあった。これらは歌詞の上方に記されていた。このような記号による記譜をネウマ譜という。その後それは種類が増えていき、9世紀頃には旋律の上行・下行をもっとはっきりと示すために、様々な記号が音階状に置かれるようになった。これを音高ネウマという。

さらに1000年頃にによって、横線を引いてより正確な音の高さを示すことが考案された。この線には色が塗られ、決まった階名が分かるように工夫されていた。赤色ははC音である。