音楽史トライアル()

フランスのバロック音楽 その5

フランス・バロックの宗教音楽にルソン・ド・テネブレがある。

これは「暗闇の朝課の続唱」を意味する声楽曲で、歌詞は旧約聖書のから取られ、パリ郊外の教会や修道院などで歌われた。

著名な作曲家の中にはランベール、シャルパンティエ、クープラン、らがいる。

とくにクープランの聖水曜日のための3曲のルソンは名曲として知られ、今日でもしばしば演奏される。

ルソン・ド・テネブレは、17世紀のフランスの宮廷歌曲の独特な歌唱法や繊細な華麗な装飾を特徴とする。