音楽史トライアル(バロック)

J.S.バッハ その14~バッハの最初の伝記

バッハの没後、故人を忍んで故人の略伝が作成された。執筆を担当したのは、バッハの息子で当時プロイセンのフリードリヒ大王の宮廷チェンバリストを務めていた。略伝はバッハの弟子の一人アグリコーラの協力を得て完成され、1754年に刊行された。また、にバッハの最初の伝記が書かれている。執筆者はゲッティンゲン大学の音楽監督を務めるだが、その折にもバッハの息子たちの協力が得られた。この二つは、バッハを直接知る人物によって書かれたという点で重要な情報を提供している。