音楽史トライアル(バロック)

18世紀のドイツのミサ曲

バロック期のドイツのプロテスタントの地域ではミサ曲はあまり作曲されなかったが、カトリックを信仰していたザクセン選帝侯の都ドレスデンは例外で国内外の作曲家によってラテン語の宗教曲が盛んに作曲、演奏された。こうした作曲家に、ヴェネツィアのサン・マルコ聖堂の楽長で《レクイエムへ長調》や《ミゼレーレニ短調》を作曲したやボヘミア出身のドレスデンの宮廷音楽家で室内楽曲や宗教曲の名作を数多く作曲した、ドイツ出身ながらイタリアに学んでイタリア様式のオペラや宗教曲を多数作曲し、ドイツにおけるイタリア音楽の代表的な作曲家として名声を馳せたがいる。