音楽史トライアル(古典派)

モーツァルト その8

1781年にウィーンに移住して以降に、モーツァルトが作曲した交響曲は6曲あるが、いずれも個性的な作品である。たとえば、《交響曲ハ長調K.425 「リンツ」[第36番]》は、モーツァルトの交響曲のなかでは、第1楽章に初めてがつけられた。また、《交響曲ニ長調K.504 「プラハ」[第38番]》は、ウィーン時代の交響曲のなかでは唯一、楽章の数がである。さらに、《交響曲変ホ長調K.543 [第39番]》は、珍しくのない編成をとっている。