音楽史トライアル(現代)

入野義郎

入野義朗(1921~1980)は、日本で初めての音楽を作曲した人物である。彼は諸井三郎に師事したほかは、基本的に独学で作曲を習得し、1946年には、柴田南雄らとともに、作曲グループのを立ち上げた。1957年には、柴田や評論家のらとともに、二十世紀音楽研究所を設立して、軽井沢で現代音楽祭を開催するなど、積極的に当時の最新の音楽の啓蒙に努めた。