音楽史トライアル(現代)

クセナキス

ギリシャ生まれのヤニス・クセナキス(1922~2001)は、作曲家としてばかりではなく建築家としても知られる。パリに渡ったあと、建築家とともに、1958年のブリュッセル万国博覧会のフィリップス館の建築にたずさわった。

建築家として働く傍ら、パリ音楽院にも入学し、メシアンらに学んだ。彼は、コンピュータを使って確率論的に音響を決定するの方法を用いるようになった。この手法は、1956年のにおいて部分的に見られ、それ以降の作品で全面的に使われるようになった。