音楽史トライアル(現代)

20世紀の名演奏家 その5

現代風にアレンジされたモダン・チェンバロではなく、自身の優れた演奏を通してバロック時代の歴史的なチェンバロの魅力の普及に務めると同時に、次世代の古楽器奏者を育てたオランダの音楽家にがいる。また、彼と同国人のリコーダー奏者は後年指揮者に転向して自ら古楽器のオーケストラを結成してバロックからロマン派までの管弦楽曲の優れた演奏で多くのファンを魅了した。一方、チェリストのは1953年に古楽器のオーケストラ、ウィーン・コンツェントス・ムジクスを結成して指揮者として活躍。同時に現代楽器のオーケストラの指揮や執筆を通して、古楽器演奏の方法論とその意義を現代楽器の音楽家や聴衆に伝えた。