楽典解説 > 譜表(ふひょう)  p.2

7つの譜表

音部記号が書かれる五線上の位置によって、譜表の名前と音の高さが決まります。

1)以下の4つは代表的な音部記号です。

譜表 名称 備考

高音部譜表

「ヴァイオリン譜表」とも言う

低音部譜表

「バス譜表」とも言う

アルト譜表

ヴィオラの楽譜に用いられる

テノール譜表

チェロ、ファゴット、トロンボーン、コントラバスなどの楽譜に用いられる

2)あまり用いられない残りの譜表も覚えておくと良いでしょう。

譜表 名称 備考

ソプラノ譜表

作曲の学習やソルフェージュで使用

ルネサンス期の声楽の楽譜などで使用

メゾ・ソプラノ譜表

ソルフェージュで使用

ルネサンス期の声楽の楽譜などで使用

バリトン譜表

ソルフェージュで使用

ルネサンス期の声楽の楽譜などで使用

※ 注意

「アルト譜表」ではなく「アルト記号」と言う人の方が多いようです。五線に音部記号が書かれたものを譜表といいますので、アルト譜表が正しいと言えます。「記号」と「譜表」の違いを理解しましょう。