楽典解説 > 調(ちょう)  p.5

短音階での調号

イ短調を基準に完全5度ずつ上げていくことで、シャープ系の短音階ができます。これを嬰種短音階といい、同様に完全5度ずつ下げていくことで生まれるフラット系の長音階を変種短音階といいます。

嬰種短音階

嬰種短音階では、主音が完全5度上がるにつれてシャープが一つずつ増えます。

シャープが増えていく順序で記します。(Fa - Do - Sol - Re - La - Mi - Si)

イ短調
(a moll)

ホ短調
(e moll)

ロ短調
(h moll)

嬰ヘ短調
(fis moll)

嬰ハ短調
(cis moll)

嬰ト短調
(gis moll)

嬰ニ短調
(dis moll)

嬰イ短調
(ais moll)

変種短音階

変種短音階では、主音が完全5度下がるにつれてフラットが一つずつ増えます。

フラットが増えていく順序で記します。(Si - Mi - La - Re - Sol - Do - Fa)

イ短調
(a moll)

ニ短調
(d moll)

ト短調
(g moll)

ハ短調
(c moll)

ヘ短調
(f moll)

変ロ短調
(b moll)

変ホ短調
(es moll)

変イ短調
(as moll)