音楽史トライアル(バロック)

ジャン=フィリップ・ラモー その2

ジャン・フィリップ・ラモーはバッハやヘンデルと同時代のフランスの作曲家、音楽理論家。ディジョンに生まれ、若い頃に短期間イタリアに滞在した後は、アヴィニョンやパリなど各地の教会のオルガニストを務め、作曲のかたわらを執筆。壮年期に入ってから歌劇の作曲家として活動を開始し、数多くの作品を作曲した。それは当時のフランスの歌劇の様々なジャンルに渡っている。舞踏をふんだんに用いたオペラ・バレや、コミカルな内容のコメディ・バレ、フランスの古典悲劇に基づくや他、パストラーレやアクト・ド・バレ、ディヴェルティスマンなどである。1748年に初演された一幕のアクト・ド・バレ《ピュグマリオン》は、映画と同じ題材に基づいている。