音楽史トライアル(バロック)

教会旋法の解消:長音階・短音階の誕生

17世紀になると教会旋法は、長音階および短音階へと集約された。長音階は教会旋法の、短音階は教会旋法のとそれぞれ合致している。教会旋法が解消された理由のひとつとして、教会旋法に基づいて書かれた音楽を演奏する際に、音を半音上げる、もしくは下げる慣習が生まれてきたことが挙げられる。この操作は、と呼ばれた。