音楽史トライアル(現代)

ペルト

アルヴォ・ペルトは、バルト三国のひとつであるに1935年に生まれた。タリン音楽院で学び、セリエリズムやコラージュ、アレアトリーなど当時の最新の音楽技法を次々と習得した。しかし、1968年から76年までのあいだ、作曲活動をほぼ中断させ、中世・ルネサンス時代の音楽を研究して、自らの道を探り続けた。

彼独自の音楽様式であるが確立されたのは、1976年のピアノ曲においてである。これ以降のペルトの作品はすべてこの様式で作曲されている。