よく用いられている時代を表す言葉が指す、おおよその時期を示します。
ルネサンス以前の長い時代区分で、キリスト教が重要な役割を持っています。 多くの聖歌が残されており、対位法の音楽も早い時期から始まりました。
中世とバロックの間にあり、対位法の音楽が高い水準まで高められた時期です。
J.S.バッハの亡くなった年(1750年)を時代の終わりとしています。 この時期には対位法の音楽から、旋律と伴奏をもつ音楽への過渡期ということができます。また、調性音楽が確立しました。
バロックでは芸術音楽は教会主体でしたが、その音楽の場が宮廷や劇場へ広がってきました。 古典派の大家(ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン)によって、大きな音楽形式(ソナタやロンド)が発展しました。
「19世紀」 ともよく言われます。調性音楽が高度に発展しました。
シェーンベルクが十二音技法を発表した1921年を、一つの時代の変化と考えることができます。 調性音楽の崩壊を示しています。
※ 注意 音楽史の時代区分はいろいろな説があり、必ずしもこの一覧と同じように考えられているとは限りません。