総合音楽講座 > 第2回 木管楽器について > P6

音の仕組み

管楽器なので息をつかって空気を振動させます。どの部分で振動をさせるかは楽器によって違います。

・フルートは、管の中に直接息を吹き込み、“ツボ” にあたる部分に息をあてて振動させます。

・オーボエとファゴットは、合わさった2枚のリードのわずかな隙間に息を吹きこみ、リードを振動させます。

・クラリネットは、マウスピースにリードをつけて息を吹き込み、リード側だけを振動させます。

音高を変えるには

ビンに水を入れてフーッと息を吹き込むと、かすかに音がします。ビン中の水を減らすと先ほどより低い音がします。

これはビンの長さを変えたことと同じです。

木管楽器の管には、たくさんの孔(あな)があけられています。この孔を指やキーで開けたり塞いだりして管の長さを変えていきます。

簡単に言うと、塞ぐ孔の数が多いほど長さは長い状態になっている。塞ぐ孔を減らせば管が短くなっている状態です。この孔の開閉を行って音高を変えています。