コード進行法の基礎 > パッシング・ディミニッシュ・コード

次に「パッシング・ディミニッシュ・コード(経過的な減七の和音)について説明します。

例えば、以下のようなダイアトニック・コードのハーモニーがあるとします。

譜例12

1小節目から3小節目までのC△7→Dm7→Em7というコード進行を、よりスムーズにつなぐために、

次のようなノン・ダイアトニック・コード(譜例13中の★の付いたコード)をはさむとすると、どうでしょう。

譜例13

上の譜例のように、★の和音が入ったことで、コード進行はよりなめらかになり、より豊かな響きがもたらされましたね。そしてこのノン・ダイアトニック・コードは、どちらもディミニッシュ・コードです。このように、2つのダイアトニック・コードの間を、経過的につなぐディミニッシュ・コードが、パッシング・ディミニッシュ・コードなのです。

パッシング・ディミニッシュ・コードが入ったことで、なぜこんなにもスムーズなコードに進行になったかといいますと、もう一度譜例13を見て下さい。ベースが1小節目から3小節目にかけて、半音ずつ順次上がっていることと、譜例13に点線で示したように、各パッシング・ディミニッシュ・コードとその1つ前のコードの間に、共通の音が2つもあることが大きな要因となっているのです。