譜例1(Sol から始まる長音階)
前のページで、Sol から始まる長音階を見たところですが、この長音階の場合は常に Fa が半音高められます。常に臨時記号で記すこともできますが、楽譜は少し複雑に見えることでしょう。
このような時、音部記号の右側に調号と呼ばれる変化記号をつけます。調号は曲全体に影響を与えます。
譜例2(調号を用いた例)
調号は曲全体の、すべての同名の音に有効です(オクターブ上の音にも、オクターブ下の音にも有効ということ)。上例の場合、曲全体の Fa が半音高められます。
この調号を用いているときに Fa を半音高める必要が無い場合は、ナチュラルを書く必要があります。
調号について、詳しくは「調」のコーナーで解説します。