これから具体的に、Ⅱm7→Ⅴ7→Ⅰ△7というメジャーのコード進行で、テンションをさまざまに加えて、
実際にハーモニーを作ってみたいとおもいます。
なお、コード・ネーム上でのテンションの表記ですが、右上方の( )内に示す習慣となっています。
譜例25は、Cメジャーの3つのコードそれぞれに9thを加えたものです。G7に、①では9、②では♭9を加えています。 次の譜例26では、G7に♯9と♭13を加えた例です。なお、♭13、また13をセブンス・コードに加える場合、必ずそのセブンス・コードの5thは省略する決まりになっていることを是非覚えておいて下さい。
次の譜例27は、3つのコードそれぞれに複数のテンションを加えた例です。
各コード中の音数が多いので6声に増やしています。テンションをふんだんに盛り込んだため、
文字通りかなり緊張度の高い、しかしリッチな響きが聴かれます。