楽典解説 > 小節と拍子(しょうせつとひょうし)  p.3

拍子(ひょうし)

拍子は、楽譜がどの音符を1拍として、それがいくつで小節となるのかを示しています。

単純拍子と複合拍子

拍子は、大きく単純拍子、複合拍子、そして変拍子という区分けがあります。

単純拍子

一般的に2拍子、3拍子、そして4拍子(2拍子が2つつながったと考えられる)を単純拍子と言います。

単純拍子では分母の音符が1拍となります。

4分音符が一拍

2分音符が一拍

8分音符が一拍

※1

※1

※2

※3

※2

※1 バロック時代など、古い時代に多くみられる拍子。現在は4分音符を1拍で記すことが多い。

※2 実際にはあまり見かけない拍子。

※3 早いテンポの場合、1拍子と感じられることがあります。

特殊な書き方

4/4 拍子と 2/2 拍子には別の書き方があります。

※4

※4 この記号を alla breve(アッラ・ブレーヴェ)といい、C(4/4)の2倍の速さで奏することを示している場合があります。

複合拍子

一般的に、分子が6、9、12のものを複合拍子と言います。

複合拍子は、単純拍子の2、3、4拍子の各拍を3分割する拍子となります。

もともと音符や休符は2分割系で考えられているため3分割には連符を用いる必要がありますが、拍を3分割することが多い音楽の場合は連符が続いてしまいます。複合拍子を使用すれば連符を使用せずに3分割を記譜することができます。

複合拍子では分母の音符の3倍の長さが1拍となります。

付点4分音符が一拍

付点2分音符が一拍

付点8分音符が一拍

6/x は2拍子、9/x は3拍子、12/x は4拍子に対する複合拍子となります。

変拍子

変拍子は、混合拍子と特殊拍子に分けることができます。

混合拍子

2つ以上の単純拍子が組み合わされているものを混合拍子と言います。

例えば2拍子と3拍子が組み合わされて5拍子、3拍子と4拍子が組み合わされて7拍子が生じます。

基本的に、分母の音符が1拍となります。

分母が8分音符の例

2+3, 3+2 など

3+4, 4+3, 2+2+3 など

3+3+2, 3+2+3, 2+3+3 など

特殊拍子

2つ以上の異なった拍子が同時に組み合わさるものを polyrhythm(ポリリズム)といい、特殊拍子に分類されます。

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