音部記号が書かれる五線上の位置によって、譜表の名前と音の高さが決まります。
1)以下の4つは代表的な音部記号です。
高音部譜表
「ヴァイオリン譜表」とも言う
低音部譜表
「バス譜表」とも言う
アルト譜表
ヴィオラの楽譜に用いられる
テノール譜表
チェロ、ファゴット、トロンボーン、コントラバスの楽譜に用いられる
ソプラノ譜表
作曲の学習やソルフェージュで使用
ルネサンス期の声楽の楽譜などで使用
メゾ・ソプラノ譜表
ソルフェージュで使用
ルネサンス期の声楽の楽譜などで使用
バリトン譜表
ソルフェージュで使用
ルネサンス期の声楽の楽譜などで使用
※ 注意
「アルト譜表」ではなく「アルト記号」と言う人の方が多いようです。五線に音部記号が書かれたものを譜表といいますので、アルト譜表が正しいと言えます。「記号」と「譜表」の違いを理解しましょう。