楽典クラシック系INDEX

教会旋法(きょうかいせんぽう)p3

 

新たに追加された4つの旋法(16世紀)

16世紀のスイスの理論家、グラレアヌスは La 、及び Do を終止音とする音楽がすでに存在することを示し、それらの旋法の導入を提唱しました。結果として以下の4つが加えられ、計12の旋法となりました。

第9旋法

エオリア旋法

La を終止音とする正格旋法

第10旋法

ヒポエオリア旋法

La を終止音とする変格旋法

第11旋法

イオニア旋法

Do を終止音とする正格旋法

第12旋法

ヒポイオニア旋法

Do を終止音とする変格旋法

以下に正格旋法の例を示します。

エオリア旋法

F

--

--

--

D

--

--

F

※ 短調の自然短音階と同じで、
これが短調へと発展しました。

イオニア旋法

F

--

--

--

D

--

--

F

※ 長音階と同じで、

これが長調へと発展しました。

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