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Ⅲ. ユニットから作品へプランニング(設計)

いくつかのユニットが用意できたら、それらを組み合わせて作品にしてみましょう。

下の図はユニットの組み合わせ例です。

連続させるのも一つの方法ですが、反復・変化も音楽には重要な要素です。

プランにはいくつものフォルムが考えられ、狙いや意図をもつと全体をイメージしやすいでしょう。

オーソドックス型

A: 作品の印象を左右し、全体の長さもほぼ決まる。
B: A に対して変化と対照が大切だが、統一感やクライマックスも必要。
A': A の回想ではあるが、多少の変化があってもよい。Aよりも短めの方が全体が締まる。
また、この形で作ったものを一つのユニットにすることも考えられる。

反復・変奏型

A: 何回も繰り返す訳なので魅力がないと平盤になる。
A': バリエーションの方法や、音量的な変化が必要。
A'': A' と同じことが言えるが、さらなる変化が求められる。

積み重ね型

いくつものユニットを次々と重ねてもよいが、効果的に休むことにより、様々な組み合わせが考えられる。

オスティナート型

オスティナートとは一定の音形をたえず繰り返す手法のことで、上声部や下声部で同時になる音や音形は自由。
オーソドックス型や反復型や積み重ねとの複合も当然考えられる有効な手法。
左図は C のオスティナートに A B をのせた例。