音楽理論・楽典 >  R&P キーボード講座  p.3 コードの知識

3.コードの知識

ロック、ポップス、ジャズでは「コード」が演奏のキーポイントになる。

音符を読んでその通りに演奏する技術も当然必要であるが、よりクリエイティブであるためには「コード」から自分独自の演奏を引き出す能力が不可欠。

コードとは

3和音以上の和声のこと。

音名を表すアルファベットA~Gと数字や記号の組み合わせで表記される。

様々なコード

3-1.コードのルール:メジャーコード

コードはスケール(音階)上の音の組み合わせで成り立っている。

解説

・C major scale(ハ長調長音階)の1.3.5番目の音を組み合わせたコードが「C」。

・この時1番目の「ド」の音と3番目の「ミ」の音程差は長3度、3番目の「ミ」と5番目の「ソ」の音程差は短3度。

・「C」のコードにスケール上7番目の音「シ」を加えた4和音が「C△7(Cメジャーセブンス)」。

・この時1番目「ド」と7番目「シ」の音程差は長7度。

3-2.コードのルール:マイナーコード

解説

・A natural minor scale(イ短調自然短音階)の1.3.5番目の音を組み合わせたコードが「Am」。

・この時1番目の「ラ」の音と3番目の「ド」の音程差は短3度、3番目の「ド」と5番目の「ミ」の音程差は長3度。

メジャーコードとは逆になる。

・「Am」のコードにスケール上7番目の音「ソ」を加えた4和音が「Am7(Aマイナーセブンス)」。

・この時1番目「ラ」と7番目「ソ」の音程差は短7度。