完全8度のことを「octave(オクターブ)」といいます。
完全1度のことを「unison(ユニゾン)」といいます。
※ 完全8度を含めてユニゾンと言っていることがありますが、正確には「オクターブのユニゾン」です。
完全8度(オクターブ)以内の音程を 「単音程」、完全8度を超える音程のことを 「複音程」 といいます。
複音程の音程を判断するには、単音程に直して考えると便利です。
譜例左の Do - Fa は「11度」
右側のように1オクターブ狭くして考えると「4度」。完全系の度数で、この場合は 完全4度です。
狭くしたオクターブを添えて「1オクターブと完全4度」とするのが良いでしょう。
なお複音程のまま「完全11度」でも結構です。
譜例左の Sol - La は「16度」
右側のように、2オクターブ狭くして考えると、「2度」。この場合は、長2度。
狭くしたオクターブを添えて「2オクターブと長2度」とするのが良いでしょう。
なお複音程のまま「長16度」でも結構です。
ただし「1オクターブと長9度」とするのは良くありません。「x オクターブと xx 度」と表す合は、度数を単音程にしましょう。
複音程のまま表現するよりも単音程に直した表現のほうが、音の響きが想像しやすくなります。
一般的には10度(1オクターブと3度)を超える複音程は「x オクターブと xx 度」と、単音程に直して表現しているほうが多いようです。
音楽大学等の入学試験で、「複音程は単音程になおして」との記載がない時に、複音程を単音程になおして記すと減点されることがありますので注意してください。