総合音楽講座 > 第2回 木管楽器について > P9

それぞれの楽器について 1

木管楽器は一つひとつの楽器の音色が全然違います。また音域によっても、運動性、音質、音量が変ってきます。

フルート(flute)

・3オクターヴの音域。

・漂う風のように感じる音。

・低音域ではフォルテで吹くのは難しく、こもったような音がする。

・音が高くなるにつれて輝きがでる。

・速いパッセージも得意で運動性は抜群。

ピッコロ(piccolo)

・フルートより1オクターヴ高い音域。

・高音域の音には力強さがある。

オーボエ(oboe)

・音域はおよそ2オクターヴ半で、木管楽器の中では狭い。

・よく通る音質で、少し鼻にかかったような音。

・特に低音域で音を弱くすることは難しい。

・旋律を朗々と歌う場合に独特の味わいがでる。

・スタッカートの短い音、鋭い音は得意。

イングリッシュホルン(english horn)

・オーボエより完全5度低い音域。

・オーボエの音に似ているが、鋭さはなく、深くて丸みのある音がする。