・ 3オクターヴ半の広い音域をもつ。
・ 柔らかな音色で他の楽器の音とよく溶け合う。
・ dim. で見事にフェードアウトして音を消していくことができる。
・ 表現力が豊かで運動性も高い。
・ 速いパッセージを華やかにも繊細にも演奏できる。
・ オーケストラのなかでは旋律、和音、伴奏部といろいろな場面に用いられる。
・ 吹奏楽では弦楽器のような役割を受け持つ。
・ クラリネットより1オクターヴ低い音域。
・ 深みのある柔らかな音で、木管セクションの低音を支える。
・ 高音域でなければ、かなり弱い音を出すことができる。
・ およそ3オクターヴの音域。
・ 控えめな響き方で温かみのある音。
・ クラリネットとの相性もよい。
・ 同じダブルリードのオーボエの音とはよく合う。
・ 低音部を担当することが多いが、ソロで使われることもある。
・ 低音域は弱い音には向かない。
・ ファゴットより1オクターヴ低い音域。
・ しっかりとした重い響きの低音を出すことができる。
・ 木管パートを支える、弦楽器のコントラバスの音を強める、というような役割をする。
木管楽器はそれぞれの楽器の音色が違い、ソロの曲を聴いてももちろん楽しめます。
オーケストラの1セクションとしてみると、弦楽パートのような音質のまとまりはないですが、木管楽器の個性的な音は、音楽に彩りをつけて、響きを立体的にしていきます。
映像がなくてもイメージ、感情、物語を感じることができるのは、この木管楽器の働きによるところも大きいのです。
ぜひ木管楽器にも耳を傾けてみてください。
映像と音楽 のコーナーで、テュイレ作曲のピアノ六重奏(第2、3、4楽章)がお聴きいただけます。
編成はフルート、オーボエ、クラリネット、ファッゴット、ホルン、ピアノの6重奏です。木管楽器の音の色彩と表現力をお楽しみ下さい。
このコーナーを読んでいただき、どうもありがとうございます。
大江千佳子