楽典解説 > 音符と休符(おんぷときゅうふ)  p.9

付点音符の連符

付点音符は3分割、6分割など、3の倍数で分割されます。

それ以外の分割を行う場合には連符を用います。


付点音符を2分割する際は、付点を取った音符を用います。(付点4分音符を2分割 → 4分音符を使用)

付点4分音符を2分割

付点音符を4~5分割する際は、3分割と同じ音符を用います。(付点4分音符を4分割 → 8分音符を使用)

付点4分音符を4分割

付点音符を7~11分割する際は、6分割と同じ音符を用います。(付点4分音符を7分割 → 16分音符を使用)

付点4分音符を7分割

付点4分音符を分割した場合の例を記しましたが、元の音価が2倍になれば、使用する音符も2倍になります。

なお、2連符は下記のように付点音符を用いると、連符を用いない表記が可能です。

付点4分音符を2分割

連符の注意!

多くの理論書が上記のように解説していますが、実際の楽譜の中では下記のような譜例も見られます。

付点4分音符を2分割

このように記した場合、当然4分割は次のように書かなければなりません。

付点4分音符を4分割