[楽譜2]
まず A の部分、8小節だけを取り出してみましょう。
4小節が2つ集まって A が成り立っている事が分かります(楽譜2の a と a' )。
また、それぞれの4小節は更に2小節の小単位に分かれます。
前半はスタッカートによる8分音符から成り、後半は16分音符から成ります。
ここで、同じ総合音楽講座中の「メロディーの不思議」を参照して頂き、和音記号を入れてみましょう。
[楽譜3]
この和音記号から気がつく事があります。
3小節と7小節のみ和音の交替点が2拍目の裏であり、それ以外はすべて拍頭であるということです。
試しにこの2カ所も2拍目で和音が交替する様にバスの位置を変えてみましょう。
[楽譜4]
聴いて分かるとおり、原曲と比べ平凡でしょう。
こんな些細な事で音楽は生き生きと動き始めるのです。
さて、B の部分に進みましょう。