ここで、長音階、短音階以外の音階を少し紹介しましょう。
<教会旋法>とよばれる中世のころから使われているスケールです。これもメジャースケールを変化させたスケールです(譜例7)
ジャズやロック、ファンク、ポップスでは教会旋法を使って曲をつくることも多くあります。
「ミッシェル」というビートルズの曲や、「スカボローフェア」というサイモン&ガーファンクルの曲もそのひとつです。
教会旋法独特の雰囲気をもったメロディーですので、是非聞いてみてください。
まだまだ他にも数多くのスケールが使われますが、いろいろなスケールを学ぶ前に、まず基本的なメジャースケール、マイナースケールを十分理解していることが非常に大切です。
洗足学園音楽大学 ジャズコースの入試では、基本的なメジャースケール、マイナースケール(ナチュラルマイナー、ハーモニックマイナー、メロディックマイナー)が出題されます。